【きかんしゃトーマス誕生秘話】
Decole-Daisuki
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【きかんしゃトーマス誕生秘話】
場所はイギリスのとある田舎。ここに、鉄道が大好きな心優しき牧師であるウィ
ルバート・オードリーという人物がおりました。この牧師には、クリストファーという、
愛する息子がいて、彼が3歳のとき麻疹(はしか)という病にかかり、他のい子ど
もたちのように外で自由に遊べない毎日が続きました。家の中で、落ち込む息
子を見て、たいへん不憫に思った父が、自分が大好きな鉄道のこと。特に蒸気
機関車たちを中心にして自作の物語を、手書きの挿絵を添えてクリストファー
に聞かせました。その後、息子の病は完治しましたが、父が聞かせた蒸気機関
車の物語の続きをせがまれるようになり、次第にウィルバート・オードリー自身も、
熱心に機関車の名前やキャラクターの設定を確立していき、物語を完成させ
ていくのでした。こうして最初にできたストーリーは「三だいの機関車」というもの
で、まだトーマスは登場していませんでした。
この父と息子の交流を暖かく見守っていた母であり妻のマーガレットは、この話
はイギリス中の人々にも伝われば子どもたちが感動するのではないか?と思い、
絵本の話が持ち上がってきました。最初は乗り気ではなかったウィルバート・オ
ードリー牧師も、妻の強い勧めや、大勢の子どもたちに喜んでもらえるならと最
初のストーリーを元に世に出した最初の絵本が「三だいの機関車」(現代はT
he Three Railway Engines)で発行は1945年。この時代は日本の元号でい
うと昭和20年の終戦の年にあたります。
麻疹という病気で外で遊べず、辛い思いをしていたクリストファーもすっかり元
気になり5歳になりました。世に送り出した機関車たちの絵本の後も、いつも
と変わりなく、クリストファーは父に機関車たちの話を求めたい真下。そんな息
子のためにと、ある日ウィルバート・オードリー牧師は、木で手作りした汽車の
玩具を息子にプレゼントしました。この「鉄道おもちゃ」を手に入れたクリストフ
ァーはたいへん気に入り、木の汽車のことを「トーマス」と名づけて遊んでいまし
た。・・・
これが後のシリーズで有名になるトーマスが生まれるきっかけになったのです。
こうして、最初の絵本が発行された翌年の1946年に二冊目になる「機関
車トーマス」(原題はThomas The Tank Engine)が発行され、これが爆発的
にイギリス中で話題になり、この機関車たちの物語はシリーズ化として決定さ
れ、こうしてほぼ年に一冊のペースで発行されてゆきました。
このシリーズは、1972年の26巻まで続き、その後は、なんと息子であるクリスト
ファーが引き継ぎ、1983年から27巻も発行され続けました。
「プラレール」ジャンル
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【きかんしゃトーマスとなかまたち】
親子が作り続けた機関車たちの物語ですが、再び大天気となる事態が起こ
りました。イギリスの著名な女性映像プロデューサーであるブリット・オールクロフ
トは、ある鉄道のドキュメンタリー番組の製作中にウィルバート・オードリー牧師
と出会いました。
そこで、ブリット自身も幼き頃にとっても親しんだ「機関車トーマス」の絵本の
映像化を思いつき、1984年に「イギリス」のテレビに初めて「きかんしゃトー
マスとなかまたち」を登場させました。これは、人形と模型を駆使したアニメー
ション技法を使った「モデルアニメーション」というものです。こうして、イギリスの
人々が子どもの頃に必ず親しむ、あのトーマスたち機関車が、実際に動く作
品としてテレビ番組になり、高視聴率を獲得しました。
この番組は、様々な方面で高く評価され「教育性にあふれた、質の高いテ
レビ番組として数々の賞を受賞したのでした。こうした結果、きかんしゃトー
マスという作品の評判は各国に伝わり、世界中に広まっていきました。
余談ですがこの日本でのモデルアニメーション放映では、なくてはならないナレ
ーションとして、元祖癒し系俳優の森本レオさんが起用されていることは有名
ですが、本場イギリスの初期のナレーションでは、元ビートルズのリンゴ・スター
氏が担当し話題となっていました。
【きかんしゃトーマスおすすめDVD】
ブリット・オールクロフト 発売日:2001-04-25 価格 そろそろトーマスは卒業かな、というお子さんに。アメリカ映画版トーマスです。他の皆さんが書かれているとおり、人間の世界とトーマスの世界が繋がるという、テレビ版とは違った趣の映画になってます。さすがに3歳ぐらいのお子さんには退屈かなぁ、と思いましたが、中途半端に大人受けを狙った日本のテレビアニメの映画版に比べると、子供が飽きないように工夫されていて、良く出来てると思いました。実写パートが続いてそろそろ飽きるかな、というタイミングでトーマスが出てきたりして飽きないように出来てます。映画館でもぐずったりする子が全くいなかったのでビックリしました。(普通は何人か必ずいますよね)ハリウッドスターを無理矢理起用している…という意見もありますが、残念ながら今のアレック・ボールドウィンにそこまでの動員力はありません…彼は英語版のナレーションを担当しているので、今回2つの世界を繋げる役として起用されたようです。主人公の女の子は「ミセス・ダウト」などの人気子役マラ・ウィルソン。(この役を最後に引退)日本でいえば、車掌さん役が森本レオで、女の子は実写版ちびまる子ちゃんを演じた子役さんが演じるといった感じでしょうか…元々日本向けに作られてる映画ではないので、日本は日本で実写部分を独自に作っちゃえば良いと思うのですが…やっぱり無理かな? | |
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映画の中で登場するリリーという女の子のおじいさんには、ピーター・フォンダを
起用するなど心憎い演出があります。また、、映画オリジナルのキャラクターで、
頭に”ピンチー”というシャベルが付いてる巨悪な存在のディーゼル10、その子
分でいつも一緒に行動しているスプラッターとドッジという2台のディーゼル機関
車、伝説の蒸気機関車レディーなど、映画オリジナルで個性的なキャラクタ
ーもそろっています。しかし、このストーリーでなにより素敵なのは、我々の住む
日常の世界から、トーマスたちが活躍しているソドー島へと”行き来できる”とい
うことです。これは、トーマスファンであれば、一度は夢見た世界であり、できる
ならば、ぜひ、ソドー島へ行ってみたいと思うのではないでしょうか。
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