メッセージが伝わりましたアニメやアーケードゲームに出てくるカッコいい、きれいなキャラクターに夢中の、3歳9ヶ月娘が久々に虜になった本です。最初私は、華やかでない主人公を娘が受け入れるのか?とか、間もなく4歳になる子にはもう少し長いお話を…、と思っていたのですが本人が絵を気に入ったようなので、とりあえず読みました。最後に娘はネリノと兄さん達と両方の立場で自分なりの考えを一生懸命述べ、そのあとも「ネリノはもう寝た?」と聞いて気遣っていました。あとがきにもあるようなシンプルな文章かつ細やかな心遣いを感じられる描写が、言外の意味を読み取る大切さを忘れ、なるべく長いお話で沢山の語彙に触れ「お勉強」してほしい、と思っていた私をハッとさせてくれた…そんな一冊です。